オーストラリアの弁護士のいろいろ その13 スウェーデン

私の故郷は日本(神戸)。第2の故郷はスウェーデン。

3年未満でしたが、それでもスウェーデンが第2の故郷というのは、全ていちからスタートした国だったからでしょうか。

生活、習慣、もちろん言語も、全ていちから。一番きつかったのは、冬の寒さ。一番寒かった記録はマイナス29度。人間が住むところではないです。

言語は、得意分野の方だったのと、スウェーデン人はほぼ英語が話せるので、それほど苦労はしなかったです。

移民者のスウェーデン語教室に通っていた頃、いろんな人種がいて、多くが難民のイラン人でした。難民といえども、スウェーデンに来る程の人達は裕福な人達。イランが好きだけれど政治紛争で国を出なくてはならなかった人達。私のような自由移民はごく少数で、その中で仲良くなったのは、スウェーデン人と結婚したオーストラリア人でした。よくオーストラリアの話を聞かせて貰いました。

さて、スウェーデン人の特徴はというと、やたらに「Fresh Air」。セントラルヒーターで家の中は暖かいのですが、真冬でさえも、必ず「Fresh Air」を吸いに外に散歩しよう。人と会うと、絶対「Fresh Air」を吸いに外に出よう!が口癖。

あとは、女性特有の相槌にはいつもびっくりさせられたものです。女性ならではの、息を吸う相槌があるのです。初めは?!?とびっくりしたものですが、数か月したら、ああ、相槌なのねと分かりましたが、次第に私もこれが移ってしまい、20年も経った今でも!たまーに、出るから不思議!男性はしないのですが、女性特有です。日本語でもなく、英語でもしっくりしない、スウェーデン語にぴったりという言葉もあって、これが今でも出てくるから不思議なんです。

つづく