私の仕事で一番多いのが、契約書の確認。毎日、毎日、クライアントから色んな契約書が届き、それを確認する毎日。
法学部時代、「Contract」という科目があり、これは私の一番の得意科目でした。講義以外のTutorialの少人数クラスでは(日本の大学のゼミみたいなもの)、文章読解⇒順序立って内容構築という訓練をしたものです。
私の性格にあっているのか、きちんとした契約書を読むと、スッキリするというか、とても気分が良くなるのです。
きちんとした契約書は、最初に契約書に出てくる言葉の「定義」の項目から始まり、意味明瞭。曖昧な言葉も無いし、曖昧な言い回しも無い。非常にすっきりしている。枚数が多くてもとても読み易い。
オーストラリアの弁護士が扱う契約書は、大半がきちんとしており、現代においては、双方にとって比較的フェアーな内容なものが多い。ひと昔前は、片方だけかなり有利なもの、残りの片方には不利益になるようなものもありましたが、現代は基本フェアーの立場であることが前提(もちろん内容によっては偏っているものももちろんあります)。
契約書は、どこにどういう事が書いてあるか、どこにポイントを絞って読むか、何年も同じことをやっていると自然と身についてきます。
この週末は、契約書読み(=仕事)でほぼ終わってしまいましたが、きちんとした契約書を読んで、気分良くなったから良しとしようと思う。