今回は、「本番で力を出し切る」ことについて。
私のピアノは全くモノにならず、あの音楽に没頭の10年は何だったのか?とふと思ったりすることがあります。
ピアノの演奏会や音大時代のピアノの試験というのは、もちろん失敗ややり直しは許されません。だから必ず、最初はさぼっていてもそのうち練習を積み重ねて、本番では実力を発揮できるように自分を持っていっていた。
音大時代は、中間と期末の年4回の試験を4年間、つまり合計16回、こういう訓練を続けて、試験に実力発揮できる方法を身に付けた、と思う。
音大生の中には、もちろん本番に強い人、弱い人がいる訳ですが、大学の4年間、常に自分に「学科で何番」という順番が付く競争だから強くなくては勝てません。
訓練は習慣化されて、この「本番で実力発揮」の習慣は何にでも応用が利くもので、法学部の試験や、今、法実務をする基盤になっており役立っているという訳です。
音楽の10年は無駄じゃなかったという事を、肯定したいと思います。
その陰には、私のやりたいことを常にサポートしてくれた両親に感謝しかありません。