コロナショックト言われる今、過去2008年のリーマンショックを思い出す。
私は、2003年にクイーンズランド州弁護士資格を得て弁護士になり、主に不動産・ビジネス案件を専門的にお手伝いをしてきました。2006年頃、シドニーのあるニューサウスウェールズ州の不動産案件にも興味を持ちだし、周りの応援でコネ作りができ2007年頃念願のシドニー進出ができました(シドニーは州をまたいでニューサウスウェールズ州です)。
2008年頃のリーマンショックは、ゴールドコーストは打撃を受け案件が減少していく中、シドニーはオーストラリア政府の内需政策が功を成して住宅ブーム。偶然にも、私のシドニーでの不動産案件業務は増加していきました。そして、シドニーでも毎月セミナーに登壇の機会も頂き、毎月シドニー出張をしていた時期がありました。
ただ、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州はお隣の州ですが、不動産の法律は州法で、中身が全然違うのです!!
当時私が所属していたオーストラリア人の中堅法律事務所は、たまたまニューサウスウェールズ州案件も扱っており、パートナー(社長3人のうちひとり)がニューサウスウェールズ州不動産法のスペシャリスト!彼には本当に何から何まで教わり、特訓して勉強したものです。
そうして、実務で身に着けたニューサウスウェールズ州の不動産法、シドニーの案件も増加していく中、30人程スタッフがいる事務所で、リーマンショックで不況中お給料据え置きまたは減額というなかで、唯一、私ともう一人のオーストラリア人弁護士の二人だけが増給という待遇を受けることができました。
数年経つと、シドニーのブームは収まり、今度はケアンズの住宅ブーム。同じクイーンズランド州ですから、もちろんケアンズの案件も増加して数々のお手伝いをさせて頂きました。
2018年からは、メルボルンのあるビクトリア州の不動産案件もお手伝いしており、これもブームとなっています。
過去を振り返ると、良いタイミングで各地のお手伝いをしていたお陰で今があると確信しています。
ただ、リース(店舗やオフィス賃貸契約)を含む不動産案件のみに頼らず、ビジネス案件、ここ数年は特に相続法にもかなり力を入れ(書籍も準備中)案件が急増しています。
今年に入ってからは、もっと何か違うことができないか、幅を広げられないか等、試行錯誤の中模索中です。何かできないかなー!まだまだ頑張ります!