コロナウイルスの影響でクローズされた会社・オーナーの方々へ

ここ数日、オーストラリア政府による失業者や法人に対する救済、各銀行によるローンの返済延期オファー等様々な情報がウェブサイトに出ています。

現時点、当所へ質問が来ている内容は以下が多く、ここで共有させていただきます。

質問1:コロナウイルスの影響でクローズを余儀なくされたお店のリース契約はどうなるのか?

基本、リース契約上、テナントは契約期間が終わるまでの責任を負います。つまり、契約期間内に止めたくても認められず、止めた場合は保証金没収、そして残りの期間の家賃の支払いが発生します。会社で契約している場合は、通常、会社取締役の個人保証を提供している場合が大半で、その取締役の個人責任となります。もし、運よく次のテナントが見つかれば、そのテナント入居日までの家賃の支払いとなります(保証金没収は有、また家賃が低ければその分の賠償金も有)。

ただし、コロナウイルスの影響で政府通達によるお店クローズというは前代未聞の話で、上記が丸々当てはまるかというのは、正直現時点分かりません。

実際、あるテナントの場合、大家側がテナントへ救済措置として数カ月の家賃支払いの延長オファーしてきたり、その他のテナントの多くは大家側へ家賃減額や支払い延長、または早期の契約終結の交渉をしたりしています。また、これらの交渉も、あくまでケースバイケースで、「これだ」というのは無いと思います。未だ結果まとまったケースはありませんが、今後、これらの約束は双方書面で交わすことになるでしょう。

従って、未だ大家側と交渉されていないテナントの方々は、早急に大家側へ何らかの救済交渉をすべきです。

質問2:コロナウイルスの影響でお店がクローズしたが、ビザスポンサーをしているスタッフはどうするのか?

移民局へ通知が必要です(下記のメールアドレス宛てかImmiAccountから)。更に詳しい情報はこちら。またはビザ取得時にご依頼になったビザエージェントへご相談ください。

※当所はビザに関してのお手伝いはしておりませんので、これ以上のご質問はビザエージェントへお問い合わせください。

なお、最新アップデートは、常に、ハーデング法律事務所Facebook(こちら)でできる限りアップしていますので、そちらもご覧いただけますと幸いです。